製品紹介products

一般ラインナップ

処理形式 SL-CN SL-CN-B SL SL-H SL-H-E SL-2F
特 長 めっきのみ めっきが乗らない
部分のみ塗装
全体に
アクリル塗装
焼成アクリル塗装 導電性塗装
(静電気除去レベル)
高耐久
2フッ化塗装
膜厚(μm)
参考値
~2 ~2
(塗装部分は約5~10)
約3~7 約3~7 約3~7 約5~12
塩水噴霧
試験結果(h)※
72 72 168 168~500 1000以上 1000以上
外 観
耐溶剤性
めっき膜
耐溶剤性
塗膜
× ×
耐薬品性
導電性の有無
(塗装部分は無)
焼成工程の有無

1個から承ります。色はすべて艶のない黒色です。

JIS Z 2371 中性塩水噴霧試験 準拠 目視で錆が発見された時間168hまでは6hごとに確認 その後は500hと1000hで確認

SL-CNミクロデントめっきのみ

ミクロデント処理の基礎となるミクロデントめっきのみのタイプ。
膜厚は0.2~2µmで、色は薄いグレー~黒色。
めっき用治具の取り付け箇所や、構造・表面状態など条件の悪い箇所にはめっきが乗らない、または乗りにくく、外観が悪くなる場合があります。
また薄膜なため、硬いものと接触すると容易に傷がつき剥離します。
ベアリング等の転動部に多く利用されます。
無機成分で構成されており、耐熱性・耐溶剤性を持ちます。

SL-CN-Bミクロデントめっき+アクリル塗装(一部)

ミクロデントめっき後、めっき用治具の取り付け箇所や、構造・表面状態など条件が悪くめっきが乗らなかった部分にアクリル塗装を施すタイプ。
塗装部分は比較的厚膜化します。(構造等条件によるが~10μm程度)
基本性能はSL-CNと同様ですがめっきが乗っていない部分に塗装が乗っているため、外観も整えられ、素地の露出による腐食も防ぎます。
アクリル塗膜は耐溶剤性を持たないため、有機溶剤やアルコール等で容易に剥離します。
物理的にも弱いため、ウエス等で拭うと剥離する場合があります。

SLミクロデントめっき+アクリル塗装

ミクロデントめっきの上に、全面にアクリル塗装を施すタイプ。
全面を塗装するので外観が良く、めっきのみのタイプと比べ傷もつきにくいためハンドリング性が向上します。
ただし塗膜は耐溶剤性が無いため、有機溶剤やアルコール等で容易に剥離します。

SL-Hミクロデントめっき+アクリル塗装(焼成)

SLに焼成をプラスし、耐溶剤性を付与したタイプ。
焼成以外の工程はSLと全く同じで、耐溶剤性以外の機能もSLとほぼ同等です。
有機溶剤やアルコール等で洗浄される場合に、剥離の心配がありません。

SL-H-Eミクロデントめっき+導電性塗装

ミクロデントめっきの上に、全面に導電性塗装を施すタイプ。
導電材料を含んだ塗膜が表面の帯電・静電気を防止します。
※導電性の数値は、品質保証対象外です。

SL-2Fミクロデントめっき+フッ素樹脂塗装

ミクロデントめっきの上に、全面フッ素樹脂塗装を施すタイプ。
フッ素樹脂塗装により耐薬品性等の機能が大幅に向上されます。

特殊ラインナップ

処理形式 MS-135 MS-FD
特 長 低い焼成温度で
熱による影響を低減
2液タイプの
高耐久塗装耐溶剤性に特化
膜厚(μm)
参考値
約3~7 約3~7
塩水噴霧
試験結果(h)※
1000 1000以上
外 観
耐溶剤性
耐薬品性
導電性の有無
焼成工程の有無
(135℃)

(100℃以下)

一回のご依頼数量や納期などの事前相談が必要です。色はすべて艶のない黒色です。

JIS Z 2371 中性塩水噴霧試験 準拠 目視で錆が発見された時間168hまでは6hごとに確認 その後は500hと1000hで確認

MS-135ミクロデントめっき+アクリル塗装(低温焼成)

焼成温度135℃。熱による素材への悪影響を低減できます。
段取り変えのため、1ロットの数量や受注頻度等事前の調整が必要となります。

MS-FDミクロデントめっき+耐溶剤ウレタン塗装

耐溶剤性に特化した塗装を施すタイプ。
過酷な環境での使用を想定して設計された塗装のため、耐薬品性、特に耐溶剤性が非常に優れる。
特殊な塗料のため、1ロットの数量や受注頻度等事前の調整が必要となります。